ほら、こんなにも遠くに歩いてきた。

たまにね、忘れてしまうんです。
いま、難なくできていることも、
10年、20年、30年前は
これっぽっちも出来るだなんて
思ってもいなかった、ってことを。

もちろん、
それが「成長」ということ。

けれど、出来たことを
よろこび、祝福する間もなく
“まだまだこんなもの、次を、上を…”と
追い立て、駆り立てて。

そうしている間に
夢はその色を、一瞬で喪ってしまう。
「あたりまえ」の、その一言で。

あなたの願う
「その次」も、「その上」も、
気がつけば、ちゃんといつだって
あなたのそばにやってきた。
追い立てなくとも、
一歩一歩、歩みを進めたところに。

ほら。
あなたのいる場所から見える
風景こそが、その証し。

あなたが辿ったルートからでなければ
見えることのなかった、絶景。

 

関連記事

  1. 見てて!見てて!

  2. 「好き」に、光を当ててみること

  3. 自分に「向き合う」のではなく、「隣に居よう」って、思ったんだ。

  4. 自分の中の美しい灯り

  5. 想い通りにならないことと、握手する

  6. 人生はリズムで、グルーヴで、セッション。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。