「自分の理想とする自分の姿」とは違う姿に見えても。

「ほんとはやさしいはずなのに
 なんだか最近、冷たい人になってる気がする…」
「ほんとは感性のままに動くのが得意な自分のはずなのに
 なんだか最近、頭でっかちな人になってる気がする…」
「ほんとは大らかなはずなのに
なんだか最近、心が狭くなってる気がする…」

…ん?
それでは、いけませんか?
そんな”いまの自分”は、好きになれませんか?

人って、瞬間瞬間に移ろいゆくものだと思うんです。
多面体のように、さまざまな面、さまざまな相がある。

やさしいあなたがいま
冷たいあなたになったように感じられても、
感性のままに動くのが得意なあなたがいま
頭でっかちなあなたになったように感じられても、
大らかなあなたがいま
心が狭くなったように感じられても、
そのままずっと、
冷たいあなたや、頭でっかちなあなたや、
心の狭いあなたのままで
未来もずっと、固定されるわけじゃない。

それは同時に、
やさしいあなたや、
感性のままに動くのが得意なあなたや、
大らかなあなたのままで
24時間、ずっと固定されるわけじゃないことと同じで。

やさしいあなたがいま
冷たいあなたになったように、
感性のままに動くのが得意なあなたがいま
頭でっかちなあなたになったように、
大らかなあなたがいま
心が狭くなったように、
そう、感じられるのならば。

それには、そうなっただけの「理由」があるはずなんです。

あなたが、いま目の前で起きていることを
軽んじることなく、真摯に感じ取っているからこそ、
あなたのすべてが、そのことに対応しようとして
いまひととき、ただそうなっている――ということ。

思いのほか、自分って
力のかぎり、目の前のことに取り組んでいるんですよ。
自分のすべてで。

そんな自分が、
「自分の理想とする自分の姿」とは違う姿に見えても、
どうか、どうか遠ざけないでほしいな、と思うんです。

少なくとも。
私は、そんな全力なあなたが、愛しいですとも。

*******************
出勤途中の道すがらに撮った、背中合わせの梅の花。
裏も表もなく、そのすべてが、大切な自分。

 

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