さみしい、という感覚に
飲み込まれてしまうようなときって、
ありますか。
私にとっては
まさに今日がちょうど、そんな日でした。
何か、いかにもさみしくなるような
そんな出来事があったわけじゃないんです。
でも、さみしくて、さみしくて、
歩き方まで、何だかぽつん、ぽつん…と
してしまうような、そんな心持ちになって。
でも、そこで私は思ったんです。
“ああ、私はいま、
私といっしょに居られてないんだな”って。
外や、遠くにばかり
心や眼がとんでしまって、
自分の声を放ったらかしにしてるうちに、
ふと、自分のそばにいるのがしんどくなって。
どうやって、自分といっしょに居たらいいのか
わからなくなって。
自分とどうやって
いっしょに居たらいいのか
わからないから。
だから、
違う誰かや、違う何かに
いっしょに居てもらおうと
してしまうんだ、って。
でも。
私といっしょに居ない私はきっと、
違う誰かや、違う何かに
そばに居てもらったとしても
たぶん、変わらずに
さみしいままなのだろう、って。
そして、そばに居る
違う誰かや何かをも、同じように
さみしくさせてしまうのかもしれない、って。
このさみしさは、
私が、私といっしょに居られない
ところから、やってくる。
あなたは、あなたに耳を傾けて、
隣に腰をおろしてもらえるときを
待っているから。
今日、あなたはあなたと、共にいましたか。
私は、私と手をつないで、帰ります。
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