こんにちは!
『Light and Delight』の村田 千恵(むらた ちえ)と申します。
狭いようでいて、しかし広いこの世界で、
あなたとこうしてお会いできたこと、うれしく思っております。

”あなたは、何をする人?何をしてくれる人?”
そう思いながら、読み進めてくださってる方もいらっしゃると思います。

何かしらの『肩書き』を名乗る場面で、わたしは
ちょっとの遊びゴコロと、
それより、もう少し分量の多いあまのじゃく的なココロと(笑)、
そしてほとんどは、かなりマジメな気持ちで、
『Catalyst(カタリスト)』、と名乗ることにしています。

『Catalyst(カタリスト)』とは、『触媒』という意味です。
それ自身は変化をしないけれど
他の物質の化学反応の仲立ちとなり、反応を促進する物質のこと。

また、そのようなはたらきからの派生で、
「促進の働きをするもの、相手に刺激を与える人」という意味もふくみます。

カウンセリング、セラピー、コーチング。
現在ほどメディアやSNS等でもてはやされてはおらず、志望する人もめずらしかった頃に、
信頼する友人からもらったある言葉をきっかけに、『心にまつわること』を学び始めました。

”誰かを救いたい”という、切実な使命感のようなものも無く。
名乗ることのできる資格や、肩書きを求めていたわけでも無く。
ただ、「今はまだよく判らないけれど、もしかすると自分が持っているかもしれない
『ある力』の姿とかたちを知りたい」と思ったことが、いまにして思えば、”はじめの一歩”でした。

しかし結果的に、いま振り返って思えばそうした学びの日々の中で、
無自覚に振り回していたかもしれない、『自分自身の不器用さ、生きづらさ』
深く見つめることとなりました。
そして、”それをつまはじきにはせず、共に歩くには?”ということがあらたなテーマとなり、
さらには、”ライフワークへと発展させたい”と、強く思うようになりました。

『心にまつわること』を学ぶことは、自分の心に問いかける作業を、常に伴います。
どこか切実なモチベーションでもなければ投げ出したくなるような、時にしんどい作業。
自分のもろさ、不甲斐なさ、センスの無さに凹み、涙したことも、一度や二度ではありません。

でも、「…もうやってられるかこんな勉強!」と投げ出したくなったことは、ありませんでした。

”「誰かを救いたい」という、切実な使命感のようなものは無い”と書きましたが、
授業でセッションの実技演習をしていたとき、『いつも胸が熱くなる、ある瞬間』がありました。

それは、クライアント役の方が、セッションの演習の中で本当に心から納得し、
ほどけるような笑顔がこぼれる瞬間でした。

その笑顔に。
『その人の本質、心の真ん中』が、何のとらわれも無く、まっすぐにあらわれていたような気がして。

”こんな瞬間をたくさん目撃できたら、こんな、ほどける笑顔をたくさん観られたら―”
どこか切ないような、胸の熱くなるような、そんな不思議な灯火(ともしび)のような想いが、
いまこの瞬間にも、絶えることなく私の心の中で灯っているのは、まぎれもない事実です。

私は、自分の人生に、誠実に真摯に取り組んでいる人が、大好きです。
泣きながら、笑いながら、とまどいながら、迷いながらも、
それを引き受けようとしている人が、大好きです。

あなたと、誰か。
あなたと、世界。
そして、あなたと、あなた。

何かのきっかけで、からまって解けなくなってしまったように見えているそれらを、ていねいに解き。
そして、あたらしい『化学反応』をうながして、もういちど、結ばれるように。

長い時間をかけて。
「もしかすると自分が持っているかもしれない、『ある力』の姿とかたち」が見えてきたいま。

愛すべき人々に対して化学反応を起こせる、『触媒のような人間』で在りたい。
得た資格、学んだ技法。
それらをあますところなく存分に活かしながらも、その名前にとらわれず。
『Catalyst(カタリスト)』という肩書きには、そんな想いをこめています。

自分や誰かの心に、ひかりを注ぐこと。
そして心をほどいていくことで、『オリジナルのしあわせ』を、あなたの胸に。

「あなたの、ほどけるような笑顔がこぼれる瞬間」を目撃し、
あなたといっしょに、あなたの人生を祝福できたら。

あなたとお逢いできること。
ここで扉をひらいて、楽しみにしています。

Light and Delight 村田 千恵