春のお彼岸、絶好のお墓参り日和。
今日は母といっしょに恒例の父方・母方お墓参りハシゴツアーへ。
父の戒名には、
「雲」と「光」という字が入っています。
お墓の拭き掃除をしていたときに
あらためて、しげしげと墓石に彫られた
その戒名をみて、いいなあ、と思ったんです。
どちらかというと、
ストイックで突き詰め系だった父。
でも、根っこにはほんわかしたところもあって。
「いつも寝るときは、
“いい夢みよう~”と思って寝るんだ。」
私が好きな、父の言葉のひとつです。
“お母さん、お父さんの戒名つけてもらうとき、
住職さんになんかリクエストしたんだっけ?”
“うーん、名前の他に、どんな人生だったかとか、
性格とかきかれた気がするけど、なに話したか、
くわしいところは忘れちゃった。”
住職さんがどんなインスピレーションを得て
「雲」と「光」という字を選んで下さったのかは
わからないけど、父の根っこの、ほんわかした部分を
拾ってくれたようで、今更ながらうれしくなりました。
春の空の雲と光が、
父方の墓石にも映って。
母方のお墓のそばの切り株には、
ちいさな春の息吹。
この記事へのコメントはありません。