先日、仕事帰りの電車で見かけた広告。
その日は確か、ちょっと色々と疲れていたので
このコピーを見て、心にさっ、と風が吹いて
軽くなったのをおぼえてます。
“ああ、いいなあ。そうだよね”って。
「世界はもっと美しい。」
この日本語のコピーの下には、英語で
“The world is more beautiful than we think.”
と添えられています。
――そう。
“than we think(私たちが思うよりも)”を
省いてるんですね。
でも
この日本語のコピーを目にした人は、
“私たちが(或いは、自分が)思うよりも”と
補完していたんじゃないかな、と想像します。
おそらくは、ほとんど無意識に。
削ぎ落としても――
いえ、削ぎ落としたからこそ
核心は、伝わる。
そして、受け取った人もまた、
それに呼応する。
こういう「言葉の世界の信頼関係」が
私はとても好きで。
そして、それもまた
「世界はもっと美しい」
あるひとつの証左なのだと思うのです。






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