わたしは、この世界にひとりだけ。

唐突に、ふと思ったんです。
「わたし、なんだかんだよくやってきたじゃん」って。
おめでとう!って感じで。

できない自分を責めて。
できる誰かに焦がれて。
がんばって積み上げてきた、いろいろなこと。

もしかしたら、
がんばる必要のなかったことも
中にはあったのかもしれないけれど、
それはそれ。

もちろん、今もなお
できないことにも、たくさん出会う。
知らないことにも、これまたたくさん出会う。

そんなとき――
誰かや何かと比べ始めてしまうことなんて、
本当に簡単だ。
で、足りないものばかりを探していたら、
毎日、あっという間に陽が暮れちゃう。

そんな条件あつめのゲームの前に。
例外なく、誰もが持っている
最高の価値と、条件を。

自分は、この世界にひとりだけ。

“そんなことの、何にいったい価値があるの?”
そうやって、さびしく嘲笑う前に。

嘲笑も追いつけないスピードで。
それがどうした、と言われようと。

自分は、この世界にひとりだけ。

“だからどうした”なんて
自分で自分にツっこまずに。

誰かや何かと比べることも、
足りないものを探し回ることも
信じるための根拠集めも、必要ない。

自分は、この世界にひとりだけ。

おとしめることなく。
草木に水をやるように。
「いま、こうした自分がここに在ること」
を実現させてくれた、
いままでの自分のすべてに、拍手を。

それがきっと、
自分へのすこやかな愛と、責任。

 

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